【会員からの投稿】防衛研究所 安全保障国際シンポジウム開催ご案内 (第26回)「防衛生産・技術基盤について―諸外国の動向と国際協力の方向性―」(12月10日)

【12月10日開催】防衛研究所 安全保障国際シンポジウムご案内 (第26回)
「防衛生産・技術基盤について―諸外国の動向と国際協力の方向性―」

 防衛研究所では、諸外国の著名な有識者を招いて、公開の場で意見発表及び意見交換を行い、安全保障対話の一助にするとともに、一般の方々の安全保障問題に関する認識の深化に寄与するための国際シンポジウムを開催しています。

 本年度は、「防衛生産・技術基盤を取り巻く各国の戦略的動向と国際協力の方向性」をテーマに、以下の要領にて開催いたします。奮ってご参加ください。

  1. 日時
    令和7年12月10日(水)09:30 ~ 17:00
  2. 開催形態
    オンライン(ウェビナー形式、日英同時通訳付、事前登録制)
  3. 使用言語
    日本語/英語(日英同時通訳付)
  4. 参加費
    無料
  5. 申込み方法
    お申し込みは下記URLからご登録ください。
    https://ws.formzu.net/fgen/S51421112/

   詳細はこちらから
   https://www.nids.mod.go.jp/event/symposium.html

  1. 次第
    開会挨拶(09:30~09:35)
    基調講演(09:40~10:10)
     渡辺秀明(一般財団法人 防衛技術協会理事長、初代防衛装備庁長官)

    第1セッション 「防衛生産・技術基盤強化をめぐるメガトレンド」(10:30~12:00)
    発表・クリスティーン・ミキエンツィ(米戦略国際問題研究所主任研究官)
      ・ルイス・シモン(白ブリュッセル自由大学安保外交戦略研究所長)
    討論・ファン・インビン(韓国国防研究院研究員)
      ・越野結花(米ファロシティーキャピタル・プリンシパル、元IISSフェロー)

    第2セッション 「防衛生産・技術基盤強化のための国際協力」(13:15~14:45)
    発表・トレバー・テイラー(英王立防衛安全保障研究所研究員)
      ・ピーター・ディーン(豪オーストラリア国立大学教授)
      ・トーマス・コーベン(豪シドニー大学米国研究センター研究員)
    討論・ラクシュマン・ベヘラ(印ネルー大学准教授)
      ・清岡克吉(防衛研究所理論研究部研究員)

    第3セッション 総合討議「国際協力の課題と解決の方向性」(15:20~16:50)
    司会・飯田将史(防衛研究所理論研究部長)

    閉会セッション(16:50~17:00)
    ※参加予定者も含め、プログラムの内容は予告なく変更されることがあります。
  2. 開催趣旨
     厳しさと複雑性を増す安全保障環境のもと、各国は防衛力そのものとしての防衛生産・技術基盤の強化に取り組んでおり、そのための政策を戦略的に展開するべく準備をすすめています。
     その際、各国はいずれも、防衛生産・技術基盤を強化するうえでの重要な要素として同盟国・同志国との連携強化をうたっているものの、現実にはそれぞれが置かれた戦略環境や国内の生産・技術基盤が異なるため、相互の連携協力の考え方には温度差が生じ、国際連携の比重や思惑も当然異なります。そのため、同盟国・同志国が相互に連携を強化してそれぞれの政策効果を最大限に発揮するためには解決すべき課題が多いのが現状です。
     このような問題状況において、今回のシンポジウムでは、かかる課題解決に向けた出発点として、主要国・地域が進めている防衛生産・技術基盤強化のための戦略や政策の背景・経緯及び狙いに関する相互理解を深めるとともに、国際連携を強化するための方策を議論します。