このたび日本国際フォーラム（JFIR）は、大国間競争時代の世界を読み解くうえで我が国にとって戦略的に重要性の高い国や地域に着目し、シリーズ・セミナー形式で対象国や地域の情勢、内外関係等を掘り下げる「JFIR国際問題シリーズ・セミナー」を始動しました。そして、その第一弾として、「欧州」に焦点をあてたシリーズ・セミナー「欧州は今：重層的多極化する欧州とアジア」（主査：渡邊啓貴JFIR上席研究員）を発足させました。第1回目となるセミナーを下記要領にて開催いたしますので、ご案内申し上げます。

第1回セミナーでは、「Brexit後のEUはどうなったのか？」との問いのもとで、いまだ国際社会から評価が分かれるBrexitについての論点の整理をおこないます。ロシアのウクライナ侵攻により、世界の目がウクライナに集まる一方で、欧州は相変わらずインフレや移民難民問題などで揺れています。こうしたなか、あらためてEUが直面する現実と歴史的背景に冷静に向き合うことが重要です。

当日は、伊藤さゆりニッセイ基礎研究所研究常務理事より、当初英国のEU離脱派が掲げていた目標はどの程度達成できたのか、現在まで英国とEUの関係はどう変わったのかなどについて、また、木畑洋一東京大学・成城大学名誉教授より、欧州統合と英国の歴史的関係を踏まえた上でのBrexit後の英国やEUの課題について、それぞれご報告いただき、さらに高屋定美関西大学教授および武田健青山学院大学准教授よりコメントをいただきます。モデレーターはJFIR上席研究員の渡邊啓貴帝京大学教授が務めます。

記

1. 日　時：2023年9月21日（木）17時から19時まで（Zoom開室は16時55分から）
2. 開催形式：オンライン形式（Zoomウェビナー）
3. プログラム：https://www.jfir.or.jp/wp/wp-content/uploads/2023/09/230921info.pdf
4. 参加費：無料　
5. 申込方法：webフォーム( https://forms.gle/6N1rXpk8yannyKLV9 )からアクセスし、9月20日（水）までにお申し込み下さい。