<日本GIF>オンラインセミナー「ウクライナの『迅速かつ質の高い復興』実現に向けて―東日本大震災の事例から」 (5月29日)開催のご案内

日本GIFオンラインセミナー
「ウクライナの『迅速かつ質の高い復興』実現に向けて―東日本大震災の事例から」

開催日時:2023年5月29日(月)14時~15時半
開催方式:Zoomを使用したウェビナー(オンラインセミナー)
講演者:石渡幹夫氏(東京大学客員教授、JICA国際協力専門員)

☆事前のご登録を下記よりお願いいたします。
参加費:無料、どなたでもご参加いただけます。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_9H6k-XeMTeed-uzU82xnZQ

石渡先生のプロフィール等、セミナーの詳細は下記をご参照ください。
https://gif.or.jp/seminar_info/ukraine/

<開催趣旨>
 ウクライナの戦災からの復興は、大規模災害からの復興というグローバルな課題でもあります。日本は災害復興について多くの経験を有しています。特に、2011年の東日本大震災からの復興では、現代的な様々な問題に、多くの人が知恵を出して対処してきました。その知見をウクライナの復興に活かすことは、日本の国際貢献として重要です。

 復興の大きな課題は、「迅速かつ質の高い復興(quick and quality recovery)」です。迅速な被害の回復は住民にとっては最優先です。一方、質の高い復興を目指すことで、旧来の都市が持つ社会的・物理的諸課題を解決し、新たにより強靭なインフラを作るためのチャンスが得られます。

 しかし、環境アセスなど通常時のインフラ建設の法的枠組みは、迅速な復興の妨げになる可能性があります。また、特にインフラ建設のための土地の収用や集団移住に関しては、個人の権利と公共の利益のバランスの問題を避けて通ることはできません。これは、当財団が研究を続けている、気候変動適応策としてのインフラ建設や移住に通じる普遍的な課題です。東日本大震災からの復興の現場では、これらをどのように解決したのでしょうか。

 今回のセミナーでは、国際的な防災・復興に様々な立場から長年携わってこられた、東京大学客員教授、JICA国際協力専門員の石渡幹夫先生を講師にお迎えします。特に東日本大震災からの復興の経緯を踏まえて、ウクライナ復興における「迅速な復興」と「質の高い復興」の両立に向けての提言をいただきます。

 日本GIFのオンラインセミナーは、講師と参加者との質疑応答の時間を長めに取っております。ウクライナ戦争とウクライナの復興、災害復興政策、東日本大震災の復興、ウクライナへの日本の国際貢献等に関心をお持ちの方のご参加をお待ちしております。また、関係部署等に、情報を転送していただければ幸いです。