米国戦略予算評価センター(CSBA)ウェビナー 「ON THINNING ICE: Implications of Climate Change for National Security」(8月31日)のご案内
外務省気候変動課より、8月31日にオンラインで開催される、米国戦略予算評価センター(CSBA)主催のウェビナー 「ON THINNING ICE: Implications of Climate Change for National Security」のご案内です。
今般、ワシントンD.C.の安全保障系シンクタンク米国戦略予算評価センター(Center for Strategic and Budgetary Assessments: CSBA)が、気候変動と安全保障に関する報告書(別添)を公開し、併せて、同報告書の知見に基づくウェビナーを、日本人有識者の参加を得て、以下の日時に開催予定です。
本報告書は、国際エネルギー機関(IEA)の2021年報告書「Net Zero by 2050: A Roadmap for the Global Energy Sector」を出発点として、同報告書で示されたネット・ゼロに向けて想定される主要な仮定が2050年までに実現されるとの前提の下、安全保障への影響(特に日本へのインプリケーション)について分析したものです。
CSBAの報告書では、①気候変動に伴う将来の安全保障環境の変化(食料や水の安定供給への影響、エネルギー安全保障の意味の変化、海面上昇や極地の氷床融解等の地球物理学的な変化とそのインプリケーション等)のみならず、②気候変動の影響の軽減策に伴う論点(気候関連災害に伴う人道支援・災害救助機会の増加や難民支援機会の増加等)、及び③気候変動の緩和策に伴う論点(エネルギー移行や電気自動車の普及に伴って生じる重要資源の変化等)についても扱われており、気候変動と安全保障の関係に関する論点が、広くカバーされた内容となっています。
本ウェビナーでは報告書を執筆したCSBA研究者が、報告書の知見を報告するとともに、気候変動政策及び安全保障政策それぞれに詳しい日本人有識者からコメントを行い、気候変動がもたらす可能性のある様々な安全保障への影響について、幅広く考察し議論が行われる予定です。
参加を希望される方は、以下をご覧いただき、下記リンクよりご登録下さい。
記
- 日時:8月31日(水) 8:30~9:30(日本時間)
- テーマ:ON THINNING ICE: Implications of Climate Change for National Security
- パネリスト
- (日本側)
- 小野圭司 防衛省防衛研究所特別研究官
- 高村ゆかり 東京大学未来ビジョン研究センター教授
- (米側)
- Jan van Tol Senior Fellow, CSBA
- Chris Bassler Senior Fellow, CSBA
- Madison Creery Senior Analyst, CSBA(モデレーター)
- 開催方式・使用言語:Zoom 利用、英語(通訳なし) 、参加無料
- 参加お申込み方法
- 参加を希望される方は、以下のリンクからご登録ください。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_KSugKTs2TBquK3iiqqRz0A<