【会員からの投稿】 日本行動計量学会 第24回春の合宿セミナー(3月26日ー27日)のお知らせ

 日本行動計量学会の第24回春の合宿セミナーでは、「統計的因果推論」について取り上げて、オンライン(リアルタイム・LIVE型/復習オンデマンド配信あり)で、2日間、90分×8コマの集中講義を行います。合宿という名称は残し、参加者同士の交流がはかれるよう夜は情報交換会を行う予定です。
 「統計的因果推論」は2021年のノーベル経済学賞の受賞者の研究として多くの方が知ることになった方法論です。因果関係をデータ分析から明らかにしていくこの手法は、行動計量だけでなく様々な学問分野やビジネス分野で今後重要になっていくことでしょう。今の時代に学ぶべきデータ分析の方法論の1つに「統計的因果推論」があげられることは間違いありません。
 本セミナーでは、新進気鋭の研究者から、直接、統計的因果推論の基本的な考え方から、応用でよく用いられる方法についての理論、そして、実際に統計環境Rで実行する方法までを学ぶことができます。
 自らの学びと研究のため、あるいは、教え方のヒントを掴み教育に活かすために、学生、社会人実務家から教員の皆様まで、幅広いご参加をお待ちしております。

<開催基本情報>
◆開催日時:
2022年3月26日(土)~ 3月27日(日)(2日間)
◆開催方法:
オンライン(リアルタイム・LIVE型/復習オンデマンド配信あり)
◆内容:
「統計的因果推論入門」
◆講師:
長崎大学 情報データ科学部 准教授 高橋 将宜
◆参加費:
準会員(学生):4,000 円、学生非会員:10,000 円、
正会員(一般):8,000 円、一般非会員:18,000 円
・非会員の方は、今回、2022年3月12日(土)までに入会申し込みをされますと、会員価格が適用されます。正会員、準会員は会員情報確認のため3月21日(月)までにお申込みください。
◆セミナー詳細と参加申込:
https://spring24.peatix.com
<講師によるコース概要説明>

 2021年のノーベル経済学賞は、AngristとImbensという計量経済学者に授与されました。受賞理由は、「因果関係の分析に対する方法論的な貢献に対して」でした。このように、統計的因果推論は、近年、世界的にさまざまな分野で注目されています。本コースでは、統計的因果推論の基礎的な考え方と応用的な技術について学びます。
 初日の講義は、主に、統計的因果推論の考え方に焦点を当てています。ここで、潜在的結果変数の枠組みによる因果推論の習慣を身に付けます。
 2日目の講義では、主に、統計的因果推論の技術に焦点を当てています。重回帰分析で交絡因子を統制することの具体的な意味を理解した上で、その限界について認識するところから始めます。その後、傾向スコアマッチング、操作変数法、回帰不連続デザインといった統計的因果推論でよく用いられる技術について、具体的に学びます。また、実際に統計環境Rで実行する方法についても学びます。
 本コースでは、微分積分や線形代数を使わずに、数値計算とグラフによって解説をしますので、数学の難易度は比較的に低めに設定しています。講義内容は、拙著『統計的因果推論の理論と実装』(共立出版, 2022)に準拠しています。

<講義スケジュール(予定)>
3月26日(土)
・ 9:00~10:30
講義1 「統計的因果推論の基礎の基礎」
・10:40~12:10
講義2 「潜在的結果変数の枠組み」
・12:10~13:00
昼食休憩
・13:00~14:30
講義3 「統計的因果推論における重要な仮定」
・14:50~16:20
講義4 「重回帰分析による交絡因子の統制の意味」
・16:30~17:00
質疑応答
3月27日(日)
・ 9:00~10:30
講義5 「重回帰分析の限界と傾向スコアの導入」
・10:40~12:10
講義6 「傾向スコアマッチング」
・12:10~13:00
昼食休憩
・13:00~14:30
講義7 「操作変数法の基礎」
・14:50~16:20
講義8 「回帰不連続デザインの基礎」
・16:30~17:00
質疑応答

第24回春の合宿セミナー実行委員会
問合せ先:bms2022springseminar@mail.doshisha.ac.jp