【会員からの投稿】質的比較分析(QCA)研究会(9月17日)のお知らせ
質的比較分析(QCA)研究会
「日本におけるQCA研究の現在地」
質的比較分析(QCA)という手法は、分析結果の妥当性や頑健性を確認する方法の標準化や、新たな関連手法の開発など、近年発展が著しい。分析に用いるソフトウェアや標準的な教科書も整備され、著名な学術誌に掲載される論文も増えてきており、QCA研究の裾野は着実に拡大している。しかしながら、日本におけるQCA研究の層は薄く、QCAを知る少数の研究者が個々に行っているのが現状と言える。QCAという手法の意義やその洗練化が著しい状況に鑑みて、本研究会はQCAという方法を議論する機会を提供したい。様々な研究分野から参加者を募り、日本におけるQCA研究の現在地を確認するとともに、点在する日本のQCA研究を、線、そして面に拡げていく契機にできればと考えている。
【日時】
2020年9月17日(木)14:00-17:00
【開催形式】
オンライン会議システム(Webex) <後日、URLなどをお送りします>
【発表(当日の報告タイトルや順番は変更の可能性があります)】
新川 匠郎(神戸大学/政治学)
「QCAの発展と政治学での応用可能性:Lipsetデータを手掛かりに」
林 侑輝(和歌山大学/経営学)
「QCAの導入による長寿企業研究の再検討」
前田 豊(信州大学/社会学)
「質的調査におけるQCAの利用について」
森 大輔(熊本大学/法学)
「アンケート調査でのfsQCAの利用例:必要条件関係の分析」
【討論】
石田 淳(関西学院大学/社会学)
日野 愛郎(早稲田大学/政治学)
【司会】
藤田 泰昌(長崎大学/政治学)
※参加を希望される方は、担当者(藤田: fujitatf (at) nagasaki-u.ac.jp)までご連絡ください。