【会員からの投稿】 東大=UCバークレー戦略的パートナーシップ講演会(3月27、28日)のお知らせ
東京大学社会科学研究所では、UCバークレーとの戦略的パートナーシップ事業の一環として、比較政治、特にアフリカ諸国の民主化及びガバナンスがご専門のLeonardo R. Arriola准教授の講演会を開催致します。3月27日、28日の両日に本郷キャンパスで異なる内容の講演会を行います。
参加をご希望の方は、 https://goo.gl/forms/xvQWTQ1YwfK4tJBt1 にご登録下さい。
皆様のご参加をお待ちしております。
記
<講演会「アフリカに民主主義は定着するのか?」>
- ◆日時:
- 2018年3月27日(火) 17:30-19:00(17時開場)
- ◆場所:
- 東京大学本郷キャンパス赤門総合研究棟 549室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_08_02_j.html - ◆講演者:
- Leonardo R. Arriola (University of California, Berkeley)
- ◆講演タイトル:
- アフリカに民主主義は定着するのか?
/ Can Democracy Survive in Africa? - ◆要旨:
- アフリカにおける民主主義の将来は未だ不確実である。貧困、暴力、民族の多様性は、アフリカ諸国における安定した民主主義の出現を阻止する重要な要素だと広く考えられてきた。本講演では、ケニア、コートジボワール、ザンビアの経験的なデータを含め、広くアフリカ大陸全体より集めた証拠を提示することで、従来、民主主義に対する脅威だと考えられてきた要因の多くが誇張されたものであることを示す。また、アフリカの有権者は積極的に選挙に関わっており、他の地域における有権者と同様に行動していること、そして、民主主義に対する最大の脅威は、権威主義的支配の遺産であるとも主張する。
- ◆言語:
- 英語(通訳なし)
- ◆URL:
- http://utokyo.ucberkeley.jp/ja/news_and_events/lecture_arriola1
<講演会「選挙権威主義体制における閣僚任命と野党の分裂」>
- ◆日時:
- 2018年3月28日(水) 12:15-13:45(11時45分開場)
※お昼時ですので、ランチをご持参して頂いても結構です。ランチを召し上がりながらのご参加も歓迎致します。 - ◆場所:
- 東京大学本郷キャンパス赤門総合研究棟 549室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_08_02_j.html - ◆講演者:
- Leonardo R. Arriola (University of California, Berkeley)
- ◆講演タイトル:
- 選挙権威主義体制における閣僚任命と野党の分裂 / Elite Cooptation and Opposition Division in Electoral Authoritarian Regimes
- ◆要旨:
- 独裁制の下での選挙は、独裁者が反対勢力を「分裂させて征服する」ことを可能にする制度的手段として使用され得る。すなわち、選挙前に現職者が戦略的に内閣改造を行い、野党議員を入閣させる可能性を示すことで反対勢力を分裂させるのである。アフリカ36カ国の閣僚任命に関するデータを分析することで、選挙前の内閣改造の割合が高いほど、野党候補者数が増えることを明らかにする。これにより、独裁者が選挙違反や選挙操作を行うことなく、このような手段を通じて野党を弱体化させる可能性があることが示唆される。
- ◆言語:
- 英語(通訳なし)
- ◆URL:
- http://utokyo.ucberkeley.jp/ja/news_and_events/lecture_arriola3
参加申し込みフォーム: https://goo.gl/forms/xvQWTQ1YwfK4tJBt1
連絡先:todaiberkeley@iss.u-tokyo.ac.jp