【会員からの投稿】 出版記念ワークショップ 「『保護する責任』からみる国際社会 ―試行錯誤の四半世紀―」(3月18日@駒場)のお知らせ

出版記念ワークショップ
「『保護する責任』からみる国際社会 ―試行錯誤の四半世紀―」

 昨年末に刊行されました『資料で読み解く「保護する責任」―関連文書の抄訳と解説―』(中内政貴、高澤洋志、中村長史、大庭弘継編 大阪大学出版会、2017年)の内容を踏まえて更に議論を深めることを目指すワークショップとなります。下記・添付のフライヤーの要領にて開催いたします。どなた様も事前のお申込みなくご参加いただけます。奮ってご参加ください。

 なお、同書は、「保護する責任」という概念が誕生した背景や近年の新たな展開を踏まえていなかったり、類似概念と混同していたりするなどの誤解に基づく議論が散見されるなか、資料を通して等身大の姿を捉えることを目的に編まれたものです。同概念に賛同するにせよ批判するにせよ、今後、正確な理解に基づく議論が蓄積されていく際の基盤が必要と考え、その一里塚となることを目指しました。公益財団法人稲盛財団ならびに大阪大学出版会のご厚意により、電子版をhttp://hdl.handle.net/11094/67203(Osaka University Knowledge Archive)より無料で閲覧いただけますので、是非ご利用ください。

◆日時:2018年3月18日(日)13時~18時
◆場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階コラボレーションルーム1
◆主催:R2Pネットワーク
     https://sites.google.com/site/r2pnetworkjapan/(webサイト)
◆お問合せ先:r2pnetwork@gmail.com
◆お申込み:不要・無料
※ワークショップwebサイト:
   https://sites.google.com/site/r2pnetworkjapan/jin-hounoibento-1

【趣旨説明 13:00~13:15】
 総合司会:大庭弘継(京都大学)

【セッション1 13:15~15:00】
 高澤洋志(広島平和構築人材育成センター)
  「『保護する責任』概念の誕生と変遷」 *序章に相当
 小松志朗(山梨大学)
  「人道的介入と保護する責任」 *第1章に相当
 政所大輔(神戸大学)
  「人間の安全保障と保護する責任」 *第2章に相当
 討論者:押村高(青山学院大学)

【セッション2 15:15~17:00】
 井上実佳 (東洋学園大学)
  「紛争予防と保護する責任」 *第3章に相当
 清水奈名子(宇都宮大学)
  「文民の保護と保護する責任」 *第4章に相当
 中村長史 (東京大学)
  「『保護する責任』概念の現在地」 *終章に相当
 討論者:キハラハント愛(東京大学)

【セッション3 17:15~18:00 】
 総合討論
 モデレーター:中内政貴(大阪大学)