【会員からの投稿】 公開シンポジウム「アジア太平洋の経済秩序とアメリカー新しい秩序は生まれるのかー」(11月29日)のお知らせ
東京大学アメリカ太平洋地域研究センター(CPAS)
公開シンポジウム
「アジア太平洋の経済秩序とアメリカ?新しい秩序は生まれるのか?」
◆日時:2014年11月29日(土) 15時ー18時
◆場所:東京大学・駒場キャンパス18号館コラボレーションルーム1
<趣旨>
世界経済の成長の牽引役であるアジアへの関心が世界的に高まっている反面、世界第2の経済大国である中国の積極的な海洋政策の影響により政治的には近隣諸国との摩擦が生じており、北朝鮮の核問題も依然として解決していない。第二次世界大戦後一貫して、アジア太平洋地域における安全保障と経済に関与してきたアメリカは、近年、アジア重視政策を打ち出しているが、その影響力を相対的に低下させていると言われている。近年のアメリカの政策は、アジア太平洋地域の秩序をどのように変容させているのだろうか。本シンポジウムでは、特に、国際政治経済秩序に焦点をあてて、この問題を検討する。アジア太平洋では、通商面では、FTA(TPP, RCEP,日中韓、中韓)をめぐる交渉が活発化しておりTPP交渉は大詰めを迎えている。また、金融面では、中国が外貨準備を増加し、アメリカ国債の最大の購入者となり、アジア開発銀行とは別に新しい開発銀行(アジアインフラ投資銀行:AIIB)を提案し、中国元の国際化を図ろうとしている。このような動きは新しいアジア太平洋地域の国際経済秩序を生み出すのだろうか。
<パネリスト>
- 菊池 努(青山学院大学)
- 「TPPとアジア太平洋の通商秩序」
- 片田さおり(University of Southern California)
- BRICSの金融戦術とアジア太平洋」
- ark, Chang-Gun (国民大学日本研究所)
- 「G2時代韓国のFTA: “グローバルハブ(global hub)”から“ヘッジ(hedging)”戦略への転換」
- 司会:古城佳子(東京大学)
◆問い合わせ先:(★を@に置き替えてください)