【会員からの投稿】 日本学術会議地域研究委員会シンポジウム(11月17日)のご案内

日本学術会議地域研究委員会は、来る11月17日(日)午後1時から、青山学院大学で「地域研究の『粋』を味わう」と題する公開シンポジウムを開催します。
本シンポジウムは、昨年の第1回に続く第2回目の学術会議地域研究委員会の企画で、今回は、中央アジア、オセアニア、東南アジア、EUなどの地域を対象に開催いたします。多くの会員の皆様のご参加を、お待ち申し上げます。

日本学術会議 公開シンポジウム
地域研究の「粋」を味わう
――現地から中央アジア、オセアニア、EU、東南アジアを読む――

◆日時:平成25 年11 月17 日(日) 13:00―17:00
◆会場:青山学院大学総研ビル12 階大会議室

◆プログラム

13:00 開会の辞・司会
    武内進一(学術会議第一部連携会員、日本貿易振興機構アジア経済研究所
         地域研究センター・アフリカ研究グループ長)

13:05 趣旨説明
    酒井啓子(学術会議第一部会員、千葉大学法経済学部教授)

13:20 第1報告
    小松 久男(日本学術会議第一部会員、東京外国語大学特任教授)
    「中央アジア地域研究の試み―ソ連時代の記憶を中心に」

13:55 第2報告
    関根 政美(日本学術会議第一部連携会員、慶應義塾大学法学部教授)
    「オセアニア(オーストラリア)の国際移民と多文化共生」

14:30 休憩

14:40 第3報告
    羽場 久美子(日本学術会議第一部会員、
         青山学院大学大学院国際政治経済学研究科教授)
    「グローバル時代におけるEUの境界線とナショナリズム」

15:15 第4報告
    末廣 昭(日本学術会議第一部連携会員、東京大学社会科学研究所教授)
    「グローバル化とネット情報は地域研究を無用にしたか? タイ研究者の視点から」

15:50 休憩

16:00 総合討論

16:55 閉会の辞
    田中 耕司(日本学術会議第一部会員、京都大学特任教授、学術研究支援室長)

◆主催:日本学術会議地域研究委員会地域研究基盤整備分科会
◆共催:地域研究コンソーシアム(JCAS)
       京都大学地域研究統合情報センター(CIAS)
       NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点(TIAS)

◆開催趣旨:
 地域研究とは何か。海外のさまざまな現象を研究する「地域研究」が、日本で学問として市民権を得るようになって、半世紀近くが経つ。欧米の「エリア・スタディーズ」が冷戦期の戦略的な志向をもち、その学術性に疑問が投げかけられがちなのに対して、日本の地域研究は、より幅広く、特定の利害関係から自由な、豊かな学問として発展してきた。海外の現象から得られる「発見」。世界のなかに自らをおくことで可能となる「相対化」。海外のさまざまな事象を比較して、一般則を見出す「比較」。そしてそれぞれの地域の文化、社会の独自性を知ることを前提とする「多文化共生」。グローバル化された現代社会に、地域研究は不可欠である。
 本シンポジウムでは、中央アジア、オセアニア、EU、東南アジアを舞台に、長年「地域研究」に携わってきた専門家が、それぞれの地域研究の「粋」を語る。同時に、同じ地域研究でも、それぞれが専門とする学問分野の違いによって多様なアプローチがあることを、報告から感じて欲しい。