公開シンポジウム:グローバル化における「パワーシフト」への対応

◆日 時:平成25年6月8日(土)13:30ー17:00
◆場 所:日本学術会議講堂 (東京メトロ千代田線 乃木坂駅下車)
◆主 催:日本学術会議政治学委員会、政治学委員会国際政治分科会

◆開催趣旨
パワーシフトとは地球的規模でパワーの存在が次第に移行しているという意味である。
パワーとは軍事力や経済力だけでなく、複合的で多次元的なものを総合してみた時の話である。時代が大きくかわる時には、パワーシフトが起こる。現在パワーシフトが起きているという認識が非常に強くなっている。その契機は何か。グローバル化である。地球が狭くもなり、広くもなっていることである。財やサービス、人間、そして通貨がとにかく移動が迅速で大量になったことが大きな契機である。それは通信や輸送の技術が進歩したためである。そのため、地球は狭くなったともいえるし、それまではあまり関係が無かった地球の大きな部分も日常生活に不可欠になったという意味で地球は広くなった。
パワーシフトとは具体的に何か、どのように展開しているかを本シンポジウムは取り上げる。

◆プログラム
開会挨拶: 小林 良彰(日本学術会議副会長、日本学術会議第一部会員、慶応義塾大学法学部教授)
司会進行: 猪口 孝(日本学術会議連携会員、新潟県立大学学長)
総  論: 猪口 孝(日本学術会議連携会員、新潟県立大学学長)
        Power Transition
報 告 I: 鈴木 基史(日本学術会議連携会員、京都大学大学院法学研究科教授)
        Multilateral diplomacy
      土屋 大洋(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授)
        Network Power
      羽場 久美子(日本学術会議第一部会員、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科教授)
        National Anxiety: Territorial Question
報 告II: 大芝 亮(日本学術会議連携会員、一橋大学副学長)
        Confidence Building
      猪口 邦子(日本学術会議第一部会員、参議院議員、日本大学客員教授)
        Non Proliferation Solution
      田中 明彦(日本学術会議連携会員、独立行政法人国際協力機構理事長)
        ODA, International Collaboration
総括コメンテイター
      古城 佳子(日本学術会議連携会員、東京大学大学院総合文化研究科教授)
      小林 良彰(日本学術会議副会長、日本学術会議第一部会員、慶応義塾大学法学部教授)
      杉田 敦(日本学術会議第一部会員、法政大学法学部教授)
閉会の辞: 酒井 啓子(日本学術会議第一部会員、千葉大学法経学部教授)

◆ 一般公開、参加費は無料 、事前申し込み不要
◆問い合わせ先: E-mail: 20130608sympo (★を@に置き換えてください)