【会員からの投稿】ワークショップ「1970年代の米ソ・デタントの経験と教訓」(10月26日)開催のご案内

INAF第31回研究会(ワークショップ)のご案内

主題:1970年代の米ソ・デタントの経験と教訓
主催:一般社団法人・東北亜未来構想研究所(INAF)
共催:科研費 基盤研究C(21K01358)

日時:2025年10月26日(日)16:00~18:30
場所:オンライン(Zoom)

趣旨:
 今年は戦後80周年の節目にあたり、戦後の経験と教訓に対する模索と総括の努力が各方面で行われている。本ワークショップもそのような試みの一環であるが、特徴的なのは、対立や摩擦ではなく、緊張緩和(以下、米ソ・デタント)の試みが失敗した経験と教訓にスポットライトを当てる点である。
 キューバミサイル危機後に断続的に進められた米ソ・デタントは、1970年代に入ると戦略兵器制限交渉と貿易関係の拡大を両輪に大きく進展した。ヨーロッパでのデタントも相まって、一時的に緊張緩和のムードが高まったが、1970年代後半に入り米ソ・デタントは勢いを失い、米ソ両国はやがて新冷戦と呼ばれる対立の時代へと突入した。
 本ワークショップでは、なぜ米ソ間の緊張緩和の試みが挫折したのか、ヨーロッパ、中国と日本が米ソ・デタントの進展と挫折に果たした役割はどのようなものか、そしてデタントの歴史的経験からどのような教訓を引き出せるか、などの問題を中心に踏み込んだ議論を展開する。

プログラム:
司会:段瑞聡・INAF理事・慶應義塾大学教授
開会挨拶:平川均INAF理事長・名古屋大学名誉教授
報告1:米ソ・デタントとヨーロッパ・デタント(山本健、西南学院大学教授)
報告2:デタントと中国外交(兪敏浩、大東文化大学教授)
報告3:デタントと日本外交(若月秀和、北海学園大学教授)
討 論:羽場久美子・INAF副理事長・青山学院大学名誉教授
    今野茂充・東洋英和女学院大学教授

<Zoomリンクは開催日の二日前に参加者のメールアドレス宛にお送りします>

参加申込および問い合わせ先:
INAF事務局E-mail: Hyanghuapark@gmail.com(朴)、 kklichard@gmail.com(李)
参加希望者は開催3日前までにご氏名と所属を上記のメールアドまでに送ってください。
皆様のご参加をお待ちしております。