【会員からの投稿】JICA緒方研究所のセミナー・シリーズ「ナレッジフォーラム」:「人の移動」を人間の安全保障の視点でとらえなおす(6月13日)
本フォーラムでは、JICAが取り組んでいる移住に関するプロジェクトに加え、難民を国際的に保護・支援する国連高等弁務官事務所(UNHCR)、および国連システム内で関連機関として移住・移民問題を専門とする国際移住機関(IOM)の調査や取り組みについて取り上げます。ディスカッションでは、移動を「人」の視点から捉えたaspiration-capability理論の移民研究の第一人者のヘイン・デ・ハース 氏、難民と移民が混在した状態での移動に関する取り組みを実施する部門として新設されたUNHCRの国際保護総局法務政策部庇護・移住課(Asylum and Migration Section, Division of International Protection, Policy and Law Service)のチーフであるヴァレリー・スヴォボドヴァ氏、 世界の人々の移動や避難状況を体系的に追跡・モニタリングするIOMの「避難民動向モニタリングシステム(DTM:Displacement Tracking Matrix)」の統括責任者のローラ・ニストリ氏、アジアにおける人の移動について造詣が深い早稲田大学のグラシア・リュー・ファーラー 氏、出入国在留管理庁の元長官(初代)の佐々木聖子氏をお迎えし、「安心・安全」な移動回廊について具体的に議論します。日本と世界が転換期にある今、これから日本が進むべき方向を皆様とともに考えていきたいと思います。
日時:2025年6月13日(金)14:00-16:00(日本時間)
会場:オンライン(Zoom)
※オンライン参加登録をいただいた方に追ってミーティングIDをご連絡いたします。
詳細については以下のウェブサイトをご覧ください。
JICA緒方研究所ナレッジフォーラム「人の移動」を人間の安全保障の視点でとらえなおす:全ての人にとっての「安心・安全」な移動回廊とは? 日本の役割とは?
https://www.jica.go.jp/jica_ri/news/event/1567566_23518.html
プログラム |
---|
14:00-14:05(5分)開会あいさつ ・亀井 温子 JICA緒方貞子平和開発研究所 副所長 |
14:05-14:10(5分)趣旨説明 ・齋藤 聖子 JICA緒方貞子平和開発研究所 主任研究員 |
14:10-14:20(10分)問題提起1:難民・移民の移動ルートに関連する政策と実施 ・ヴァレリー・スヴォボドヴァ(Valerie Svobodova)国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)国際保護総局法務政策部庇護・移住課チーフ(Chief of Asylum and Migration Section, Division of International Protection, Policy and Law Service) |
14:20-14:30(10分)問題提起2:移動ルートと移民 ・ラウラ・ニストリ(Laura Nistri)国際移住機関(IOM)避難民動向モニタリングシステム(Global DTM)コーディネーター |
14:30-14:40(10分)問題提起3:技能と移民 ・齋藤 聖子 JICA緒方貞子平和開発研究所 主任研究員 |
14:40-14:50(10分)問題提起をうけて1 ・へイン・デ・ハース(Hein de Haas)アムステルダム大学 教授 |
14:50-15:00(10分)問題提起をうけて2 ・グラシア・リュー・ファーラー(Gracia Liu-Farrer)早稲田大学大学院アジア太平洋研究科 教授/早稲田大学アジア国際移動研究所 所長 |
15:00-16:00(60分)ディスカッション・質疑応答 |