「DEIから考える、人間とはなにか」
https://tristar.sec.tsukuba.ac.jp/news/3561/

■ 日時： 2025年3月26日（水）
【第一部】10:00-12:30　DEIはなぜ必要なのか―アメリカ合衆国、国際関係とDEI
【第二部】14:0016:30　人間とはなにか―研究者たちが描く人間像

■ 会場： 筑波大学 産学リエゾン共同研究（ILC）棟１階 アントレプレナーズカフェ及びZoom
（地図）https://www.sanrenhonbu.tsukuba.ac.jp/ilc/
■ 対象： どなたでも自由にご参加ください。

■ 話題提供者：
【第一部】
　三牧 聖子（同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科 准教授）＊オンライン
　渡邊 絢子（秋田大学大学院国際資源学研究科 助教）
　守谷 優希（一橋大学大学院法学研究科 法学・国際関係 博士後期課程）
　　［オーガナイザー：秋山 肇（筑波大学人文社会系 助教・TRiSTARフェロー）］

【第二部】
　佐藤 邦政（茨城大学教育学野・TRiSTARプリフェロー、倫理学）
　守谷 優希（一橋大学大学院法学研究科 法学・国際関係 博士後期課程、国際関係論）
　梅村 雅之（筑波大学・TRiSTARプログラムマネジャー、宇宙物理学）
　上田 悠久（茨城大学人文社会科学野、政治思想史）
　毛内 拡 （お茶の水女子大・TRiSTARフェロー、神経科学）＊オンライン
　　［オーガナイザー：井上 淳生（茨城大学人文社会科学野 講師・TRiSTARプリフェロー）］

■ その他： 参加希望の方は下記Formsよりご登録をお願いいたします。
　https://forms.office.com/r/WHZUk8AdpL

主催： 人間とはなにかを分野横断的に考える若手の会
共催： 大学×国研×企業連携によるトップランナー育成プログラム（TRiSTARプログラム）
協力： 公益財団法人 中辻創智社

「多様性とは、人間とは」
「人間とはなにか」とは、多くの研究者をつなぐ普遍的な問いであろう。フィールドや学問分野の違いこそあれ、人間と一切かかわりのない事象を対象とする研究者は少ないのではないだろうか。当然ながら、これは決して新しい問いではない。むしろ、膨大な蓄積のある問いである。本フォーラムでは、こうした蓄積との接続を見据えつつも、まずは現在、各分野の一線で活躍する研究者が、この問いにどのような解答を出すのかを共有するところに主眼を置きたい。自分にはない発想からの人間観を一望し、一人の研究者としてそれらを自身の内部に取り込むとき、いったいどんな新しい人間観を提出することができるのか。自然科学・社会科学・人文学の各分野で体系化された知の技法をもとに、各研究者は人間をどのように理解しているのかを共有することを通して、人間なる存在に対する複眼的な理解の土壌を醸成することを本フォーラムでは目指したい。
　主催者たちはこうした問題意識のもと、2024年にフォーラムを開催した（10月23日、茨城大学）。2回目となる今回は、前回に引き続き各研究者からの人間像を共有・対話の場の創出に加え、人間について考えることから導かれる論点のひとつである「多様性」をテーマとしたセッションを行う。多様性は今日の世界を語るキーワードである。同時に、本年初頭に誕生した第2次トランプ政権の動向に象徴されるような、政治的に緊急性の高いテーマでもある。互いに異なる人間同士の関係を考えるうえで欠かすことのできない「多様性」についての対話を通じて、「人間とはなにか」を根源的、多角的に考えるきっかけとしたい。