「東日本大震災と知の役割」連続セミナー開催のお知らせ
桜美林大学国際学研究所では、昨年の3月11日の東日本大震災を受け、本年3月に『東日本大震災と知の役割』を出版、さらに、今年5月より「東日本大震災と知の役割」連続セミナーを開催することになりました。
【趣旨】
「大学という『知』の拠点にいるわれわれは直接ではないにせよ、少なくとも間接的には東日本大震災に対し負うべき責任はあると考える。賛成、反対を問わず、誰もが原発エネルギーの受益者だったこと、現在に至る政党政治や官僚政治を支えてきたことなど、その悔悟と無念の反省と、二度と過ちを繰り返さず若い世代に安心で豊かな国や社会を引き渡すという覚悟に立って、今われわれが果たすべき役割は何かを自問自答しなければならないと思う」(序章より抜粋)。
以上の問題意識をもった19人の教員が参集し、今年3月に桜美林大学国際学研究所編『東日本大震災と知の役割』(勁草書房)を上梓しました。そして今、執筆者の教員有志が再び集まり、より広く学内外の方々に私たちの思いを伝えるために、さらに社会に対し大学としての「知」の責任と役割を果たすために、本学の学生、教職員に限らず市民の方々にも向けた7回の連続セミナーを下記の要領で企画しました。
皆さまのご参加を心よりお待ちしています。
【開催日程】
- 第1回 5月9日(水)片谷教孝「工学・情報・環境の切り口からみた東日本大震災」
- 第2回 5月16日(水)中生勝美「低レベル放射性物質と東シナ海の津波:台湾離島の核廃棄物貯蔵場」
- 第3回 5月30日(水)長谷川(間瀬)恵美「魂への配慮(Spiritual Care)」
- 第4回 6月13日(水)中島吉弘「科学技術文明の暴力と自然の氾濫-3.11の衝撃と学知の脱構築」
- 第5回 6月20日(水)稲森美穂子「限りない欲望との訣別」
- 第6回 7月11日(水)山口哲朗「従業員による雇用確保への道」
- 第7回 7月18日(水)白澤政和「被災地域での高齢者の生活支援についての提案―ソーシャルワークの視点から-」
(敬称略)
【時間】 18:00~19:30
【場所】 桜美林大学 明々館 A304教室
【お問い合せ先】 桜美林大学加藤朗研究室(B304)
E-mail :
(メール送付の際に<at>を@に変えてご使用ください)
電話/FAX : 042-797-8721