公文書の公開について

多くの会員がご存知のように、アジア歴史資料センターが近く、戦前から戦後へと公文書の公開を進める旨、新聞報道がありました(朝日新聞、2016年12月22日夕刊)。日本国際政治学会は、2011年4月の公文書管理法の施行を受け、2012年1月31日付の古城佳子理事長(当時)より玄葉光一郎外務大臣に宛てた要望書「外交文書の保存と公開に新しい体制を」にて、外交文書の適切な保存・管理と積極的な公開、「30年公開原則」の実現、外交文書のデジタル化とウェッブ上での公開などを求めた経緯があります。今般報道にあったように公文書の公開がさらに進んでいることは学会として歓迎すべきことではありますが、今後の進捗状況を十分に注視したいと思います。

副理事長 佐々木卓也