【会員からの投稿】 平成26年度 大東文化大学コロキウム(第2回)(3月13日)のお知らせ

平成26年度 大東文化大学コロキウム(第2回)

 国家統制経済から市場経済に移行したアジアの国々では、開発が自然環境や住民の健康・生活に負の影響を及ぼしている事例があります。この問題解決のためには、多様な利害関係者が開発政策の決定と問題解決の過程に参加できる環境ガバナンスが必要です。しかし、それぞれの国や地域、民族によって適切なガバナンスの形は異なると考えられます。
 このような問題意識の下、大東文化大学では平成23年度から25年度まで、文部科学省科学研究費補助金により、ベトナムを対象として鉱物資源開発とガバナンスのあり方について研究を進め、さらに26年度からは同補助金により、アジアの市場経済移行国に対象を拡大した研究を継続しています。
 平成26年度第2回コロキウムでは、アジア諸国の環境ガバナンスにおける市民の役割について、ベトナム、ミャンマー、フィリピンその他の具体的事例を報告し、これらに対して日本として何ができるかを考察します。

◆日時:
2015年3月13日(金) 13:00ー18:00
◆場所:
バリュー貸会議室神田WEST
東京都千代田区内神田2-6-2 矢板ビル4F 5号室
東京メトロ丸ノ内線「大手町」駅 A2出口 徒歩4分
JR山手線「神田」駅 西口 徒歩4分
http://www.kaigishitsu-va.jp/chiyoda/c_kanda_west.html
◆会費:
無料
◆事前申込:
不要

◆プログラム:

13:00ー13:10 趣旨説明:
中野亜里(大東文化大学)
13:10ー14:10 報告1:
古宇田亮一(産業技術総合研究所)
「地表調査と宇宙監視から見た小規模採掘:ガバナンスとの関連で:ベトナムとアフリカの事例」
(Artisanal small scale mining monitored by surface reconnaissance and from space in relation to the governance: examples of Vietnam and African countries.)
14:10~15:10 報告2
SEKINE Yukari(Graduate School of Global Studies, Sophia University)
“Globalization and local land governance: confiscation and political contention in transitioning Myanmar’s Dawei Special Economic Zone”
15:10ー15:30 休憩
 
15:30ー16:30 報告3
村尾 智(産業技術総合研究所)
「アジアのスモールスケールマイニングに対して非政府系組織が果たす役割」
(Contribution of NGOs towards solutions of the artisanal/small-scale mining issues)
16:30~17:30 報告4
島林孝樹(早稲田大学大学院)
「ポスト冷戦期における日本の対インドシナ・メコン地域政策 ―インドシナ総合開発フォーラムを中心に―」
(Japan’s Regional Policy toward Indochina/Mekong in the Post-Cold War Period:An Analysis of FCDI)
17:30ー18:00 総合討論
 
18:00 閉会
 
◆お問い合せ先:
中野亜里 nakano_mail (★を@に置き替えてください)