院生・若手研究者に対する支援措置のご案内
3月7日に開催された理事会で以下のことが決定し、また27日の評議員会において承認されましたので、お知らせいたします。
1.会費削減(学生会員)
学生会員をとりまく経済環境が悪化傾向にあり、研究にも支障が生じているため、2021年度より学生会員の会費(年額)を現在の14,000円から10,000円に削減いたします。学会財政への影響に関してシミュレーションをおこない、可能な削減措置をして実施するものです。不十分かもしれませんが、学生会員の研究環境の改善に多少なりとも役立てば幸いです。なお学生会員とは、大学院に学生として籍を置いている会員であり、その資格をもつ全員に適用されます。詳細は、4月下旬に郵送する会費納入案内をご覧ください。
2.院生・若手研究助成制度の新設
現在、国際学術交流助成として、院生・若手会員が海外の学会等で報告をおこなう際に、旅費等を助成しております。この制度を改編し、予算を拡大して、国内旅費を助成対象に加えます。国内旅費の助成対象は、(1)本学会研究大会の部会・分科会、および院生・若手研究分科会による研究会等(下記3を参照)において、(2)登壇者(報告者、討論者、司会者等)として参加する場合の、(3)居住地から会場までの移動費となります(宿泊費は対象外)。なお国際学術交流助成は、従来通り実施されます。
募集は毎年5月と11月に実施し、応募者が多い場合は選考をおこない、若干名に助成いたします(研究大会会場が毎年異なるため、人数を特定しません)。応募の資格、手続き、申請用紙等は、後日、学会HPにてご案内します。なお、院生とは大学院に学生として籍を置く会員であり、若手とは当該年度に40歳以下の会員を指します。
3.院生・若手研究組織の統合
現在、院生・若手会員の組織として、院生・若手研究分科会、地域院生・若手研究者研究会、院生コーカスが併存していますが、院生・若手研究者の減少により、活動に支障が生じております。そのため、院生コーカスからの要望に基づき、上記の3組織を院生・若手研究分科会に統合するとともに、院生・若手会員間のネットワークを構築し、研究交流・情報交換の一層の活発化を図ります。
院生・若手研究分科会では、今後も研究大会時に分科会を開催しますが、また自主的な研究会、書評会、博士論文の執筆やキャリア設計に関するトーク・セッションなどの実施を予定しております。それらの登壇時には院生・若手研究助成制度(上記2を参照)を利用できますが、オンライン参加も可能にいたします。
日本国際政治学会2020-22年期理事長 大矢根 聡
院生・若手研究分科会では、院生・若手研究組織の統合という機会を捉えて、5月頃を目処に分科会の活動を紹介するミーティングを開催することを予定しております。4月中旬に、学会HPにて、案内を掲載することを予定しております。ご不明な点、また活動にご関心をお持ちの方は、ぜひ下記までご連絡ください。
院生・若手研究分科会責任者 湯浅拓也
jair.inseiken[at]gmail.com
([at]を@にしてご連絡ください)