【会員からの投稿】公開シンポジウム 「中露の勢力圏構想の現状と揺らぐ国際秩序:『中央アジア・コーカサス・大洋州・グローバルサウス』から考える」(2月21日)開催のご案内
この度、日本国際フォーラム(JFIR)の「中露の勢力圏構想の行方と日本の対応:『中央アジア・コーカサス・大洋州・グローバルサウス』の含意」研究会(主査:廣瀬陽子JFIR上席研究員)は、来る2月21日(水)に公開シンポジウム「中露の勢力圏構想の現状と揺らぐ国際秩序:『中央アジア・コーカサス・大洋州・グローバルサウス』から考える」を下記要領にてオンライン開催いたしますので、ご案内申し上げます。
今日、中国とロシアの「勢力圏」競争において、その影響を大きく受ける地域として、中央アジア、コーカサス、大洋州地域を挙げることができます。これら地域は、中露と「心冷経湧」(心は冷え込んでも経済は湧く)ともいうべき関係が続いております。また、最近では、いわゆる「グローバルサウス」と呼ばれる国々等との関係を強化する中国の動きにも、重大な関心が寄せられております。こうした中、ロシアによるウクライナ侵略を巡っては、G7をはじめとする西側諸国と、ロシア・中国で分断・対立の様相を呈する等、戦後築かれた国際秩序の根幹を揺るがす深刻な事態に陥っております。今後、中国やロシアが一方的かつ強硬な対外政策を固辞することになれば、リベラルな国際秩序が音を立てて崩れ落ちるとともに、世界の多くの国・地域が「中露カラー」に塗り替えられる可能性すら予見されております。こうした状況を踏まえ、我々は今こそ、これら地域で今何が起き、今後、どのような問題が発生するのか等について、正確に把握するとともに、長期的な日本外交のあり方について議論を重ねる必要があるといえます。そして、その際、中露の対外政策とその背景にある政治・経済要因等を把握することも極めて重要となります。
以上の問題意識に基づき、本シンポジウムでは、日本におけるコーカサス地域の第一人者である廣瀬陽子教授をはじめ、当該地域の専門家等が一堂に会し、表題のテーマについて、皆様とともに縦横に議論できればと考えております。
つきましては、ご出席希望の方は、2月19日(月)までにWebフォーム(https://forms.gle/3U5rB2BTKT1EmgxAA)にて当フォーラム宛にその旨をご返信ください。
皆さまからのご応募をお待ちいたしております。
※本シンポジウムは、当フォーラムが令和3年度より実施している、「中露の勢力圏構想の行方と日本の対応:『中央アジア・コーカサス・大洋州・グローバルサウス』の含意」研究会(https://www.jfir.or.jp/studygroup/sg2023a/)における活動の一環として実施するものであります。
- 日 時:2024年2月21日(水)15時から17時まで(Zoom開室は14時50分から)
- 開催形式:ZOOMウェビナーによるオンライン配信
- 言 語:日本語
- プログラム
司 会 高畑 洋平 JFIR常務理事・上席研究員
開会挨拶 渡辺 まゆ JFIR代表理事・理事長
基調報告 廣瀬 陽子 JFIR上席研究員/慶應義塾大学教授
報 告
宇山 智彦 北海道大学教授
遠藤 貢 東京大学教授
畝川 憲之 近畿大学教授
三船 恵美 JFIR上席研究員/駒澤大学教授
自由討論(参加者全員)
総 括 廣瀬 陽子 JFIR上席研究員/慶應義塾大学教授
閉会挨拶 高畑 洋平 JFIR常務理事・上席研究員 - 参加費:無料
※定員になり次第締め切りとさせていただきますので、お早めにお申込ください。 - 参加申込方法:下記フォームより①お名前、②お肩書き、③メールアドレスなど、必要事項をご記入の上、2月19日(月)正午までに当法人宛にご送信下さい。お申込みいただいた皆様には会合までにメールにて参加用URL等の詳細を送信いたします。https://forms.gle/3U5rB2BTKT1EmgxAA