パンデミックに関するシンポジウム(10月4日)の紹介
会員各位
南山大学社会倫理研究所は、上智大学生命倫理研究所との共催で、下記のとおりシンポジウムを開催致しますのでご案内申し上げます。
皆様のご参加をお待ちしております。
記
■テーマ:パンデミックを考える―その危険性と不確実性をめぐる政治・社会・倫理
■日 時:2014年10月4日(土)13時30分ー17時30分(受付開始13時00分)
■場 所:南山大学 名古屋キャンパスR棟4階R49教室
交通アクセス →
http://www.nanzan-u.ac.jp/Information/navi/nagoya_main.html?15_4_1
■趣旨
これまで、様々な疫病の流行が、世界に大きな影響を与えてきました。そしてこれからも、鳥由来の強毒型インフルエンザのみならず、様々な致死性の感染症は、人類に多くの犠牲と混乱をもたらすおそれがあります。いわゆる「パンデミック」に直面した時、私たちはどのように対処するべきでしょうか。たとえば、ワクチンの優先順位の問題、その分配をめぐる国際的な軋轢など、多くの課題に直面することが予想されます。また、2009年の新型インフルエンザ蔓延時のように、「肩すかし」の徒労感を与えてしまうこともあるでしょう。その結果、「パンデミック対策など本当に必要なのか?」という深刻な疑念が呼び起こされるかもしれません。
私たちには、未来を確実に見通す力はありませんが、起こりうる事態を想像する力はあります。パンデミックをめぐって生じうる深刻な事態を想定し、あらかじめ吟味することはできるのです。
本シンポジウムでは、過去の経験をもとに、歴史・行政・公衆衛生などの観点から、パンデミックをめぐって私たちが直面すると思われる数々の問題を掘り起こして検討し、参加者のみなさんとともに考えていきます。
■特別インタビュー(録画上映)
速水 融(慶應義塾大学名誉教授)
「日本におけるスペイン・インフルエンザの流行(1918-1920年)」
■基調講演
吉倉 廣(国立感染症研究所名誉所員)
「インフルエンザ流行のダイナミックス」
■第1報告
手塚 洋輔(京都女子大学現代社会学部准教授)
「過去の流行に政府はどう対応したか:戦後ワクチン行政の一断面」
■第2報告
小松志朗(早稲田大学政治経済学術院助教)
「国境を超える脅威:国際社会はパンデミックに勝てるのか」
■討論者
林芳紀(立命館大学文学部 准教授)
■司会兼討論者
大庭 弘継(南山大学社会倫理研究所 講師)
■プログラム
http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/ISE/news/140828.html
をご覧ください。
■主催:南山大学社会倫理研究所
■共催:上智大学生命倫理研究所(http://www.suibe.jp/)
■定員:150名 (参加費:無料)
※当日申込も可能ですが、定員超過の場合はご予約いただいた方を優先いたします。
■お申込・お問い合わせ先:南山大学社会倫理研究所
〒466-8673
名古屋市昭和区山里町18
Tel: (052)832-3111(内線3413,3414)
Fax: (052)832-3703
E-mail:
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