国際シンポジウム「1968年再考 ―― グローバル関係学からのアプローチ」(12月15・16日)開催のご案内 (2018年12月6日)

国際シンポジウム
1968年再考 ―― グローバル関係学からのアプローチ

◆概要:
 「世界が揺れた年」とも評される1968年。この時、欧米、そして日本では学生運動の嵐が吹き荒れ、中国では文化大革命が進行中だった。1960年代後半は、テレビが急速に普及し、通信衛星による世界同時中継が可能になった時期でもある。パリの学生が「我々はテレビを通じて世界とつながっている」と言い放ったのは象徴的である。1968年は、世界各地が瞬時にして繋がり、相互に連関し合う新しい時代の起点として認識され、そして記憶された。
 だが、実際のところ世界はどのように繋がったのだろうか。このシンポジウムでは、世界各地の連関性に着目するグローバル関係学の視点から、1968年の意義について検討する。また、アフリカやラテンアメリカなど、これまでの1968年論ではあまり議論されてこなかった地域にも焦点を当て、世界各地が結びつく、あるいは結びつかないメカニズムについて考えてみたい。

シンポジウムWebページ:
http://www.shd.chiba-u.jp/glblcrss/activities/activities20181014.html


◆日時:
2018年12月15日(土)14時~17時
◆場所:
東京大学 情報学環・福武ホール
 http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access/(アクセス)

【基調講演】

クラウディア・デリクス(ベルリン・フンボルト大学)
日本の1968年とムスリム世界の1968年 ―― ヨーロッパの視点から

小熊英二(慶応大学)
「1968」とは何だったのか、何であるのか ―― グローバルな観点から見た日本の経験

司会:酒井啓子(千葉大学)
討論者:松井康浩(九州大学)・小倉英敬(神奈川大学)

※デリスク氏の講演のみ英語(通訳なし)で行われますが、質疑応答については通訳がつきます。


◆日時:
2018年12月16日(日)10時~17時
◆場所:
東京大学本郷キャンパス・東洋文化研究所大会議室
 http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/index.html(アクセス)

【第1セッション:旧ソ連・東欧】(10時~12時)

加藤久子(國學院大学)
ポーランド「三月事件」を結ぶ点と線 ―― ワルシャワ、バチカン、エルサレム

井関正久(中央大学)
1968年から半世紀を経て ―― ドイツの場合

松井康浩(九州大学)
ソ連・西欧知識人の越境的連帯とその意義 ―― 起点としての1968年

司会:中井杏奈(中央ヨーロッパ大学、ハンガリー)
討論者:藤澤潤(神戸大学)

【第2セッション:中東、アフリカ、ラテンアメリカ】(13時30分~15時30分)

真島一郎(東京外国語大学)
セネガルの1968年5月

山本薫(東京外国語大学)
レバノン小説が描いたアラブ諸国の1968年

小倉英敬(神奈川大学)
ラテンアメリカ1968年 ――「中間層」主体の変革運動

司会:後藤絵美(東京大学)
討論者:梅﨑透(フェリス女学院大学)

【総合討論】(15時45分~17時)

司会:福田宏(成城大学)


◆主催:科学研究費助成事業(新学術領域研究)「グローバル関係学」
B01班「規範とアイデンティティー」およびB02班「越境的非国家ネットワーク」
http://www.shd.chiba-u.jp/glblcrss/index.html